こんにちは、トモヤです!
今回は国家公務員の残業代について書きます。
この間投稿した夏のボーナスについての記事に少し反響があったので、現役公務員が語る給与事情シリーズ第二弾として、リアルな実態をお話します。
私はそんなに残業をしない人なので、「今月残業100時間で〇〇万もらった!」といった話はできませんが、国家公務員の残業代について書かれている記事はそう無いと思いますので、地方公務員の方は自分たちの残業代と是非比べてみてください。
ではまいりましょう!
国家公務員はどれくらい残業してるの?
まず、国家公務員がどれだけ残業しているのかについて話します。
私は国家公務員といっても地方の出先機関なので、激務といわれる霞ヶ関に比べると全然たいしたことありません。
職場の周りをみていると、だいたい月平均で20時間といったところだと思います。
ただ、霞ヶ関となるとレベルが違います。
ダイヤモンドの記事にちょうどいい資料がありました↓
1位は僅差で財務省のようですね。
月平均72時間ってことは、1日あたり3~4時間は残業している計算になりますね。
18時が定時だとして、毎日21~22時くらいまで働いていることになります。
もう本来の人間の生活ではありませんね。。
好きで仕事をしている人ばかりじゃないでしょうから、素直にかわいそうです。
ちなみに私はというと、月平均2~3時間といったところです。
つまりほぼ定時あがりです。
残業申請をしていないわけではなく、シンプルに残業をしていません。
仕事がヒマなのかと言うと、そうではなくて、むしろ職場内では1~2位を争うくらい忙しい部署なのですが、定時で帰っています。
私は昔から仕事を早く片付けるのが得意なので、定時で帰っても周りは何も言ってきません。
そういうキャラ作りに成功したということです。
国家公務員の残業代はどれくらいつくの?
公務員の残業代の単価は規則で決まっています。
具体的には、曜日と時間帯によってこのように分けられています。
平日の残業代単価
- 0:00~5:00:時給×1.5倍
- 5:00~8:30:時給×1.25倍
- 17:15~22:00:時給×1.25倍
- 22:00~24:00:時給×1.5倍
休日の残業代単価
- 0:00~5:00:時給×1.6倍
- 5:00~22:00:時給×1.35倍
- 22:00~24:00:時給×1.6倍
ただ、この単価がそのままもらえるわけではありません。
残業代がいくらもらえるのかは、所属している省庁や部署によっても微妙に異なります。
噂では、残業代が全額入る省庁もあれば、5割ももらえない省庁もあるそうです。
地方公務員の人の話を聞くと、申請したら満額入るようですが、そもそも上司の目を気にして全部の残業時間は申請できないようですね( ;∀;)
私の職場では、月に約20時間までは満額入る月が多いです。
20時間を超えてくると、残業申請をしても削られます。
同僚で、50時間残業したけど25時間分しかついていなかった例もあります。
公務員は労働法規が適用されないからこんなことが起こってしまうという話も聞いたことがあります。
ちなみに私の残業単価はだいたい2500円/時です。
給与明細からはじき出してやりました。
そこそこ高いように思えますが、毎日2時間残業するくらいなら、毎日2時間本を読みます。
毎日2時間の読書は、5000円よりも大きな価値があるとわかっているからです。
私が残業をしない理由
最後に、私が残業をしない理由についてお話します。
勘の良い方はもうおわかりでしょうが、残業をしない理由は「自分で稼ぐスキルの向上につながらない」からです。
どういうことかといいますと、公務員としての仕事をどれだけ多くこなしても、役人としての経験は増えるものの、自分自身で稼ぐためのスキルは全く身につかないということです。
なので、私は定時になれば一刻も早く帰り、FXや不動産投資などの勉強に勤しみます。
もちろん、残業はすればするほどお金がダイレクトに入ってきます。
その残業代である程度の経済的な余裕が生まれるかもしれません。
ただそれは、人生の貴重な時間を切り売りしているだけです。
残業代のために長く働くクセをつけると、残業がスタンダードになってしまい、自分のための時間が減ります。
こんなことをしていては、いつまで経っても公務員は卒業できません。
気が付けば20年後に窓際残業マンになっているでしょう。
いくら仕事が忙しくても、定時で業務を終えるために要領よく動き、定時になれば即帰る。
これが自由への近道だと私は思っています。
私みたいに、定時で即帰ってしまうと周りから疎まれる職場もあると思います。
ただ、そんなことを気にしていてはいつまで経っても変われません。
そんな奴らは無視でOKです。
自分の人生を生きましょう。
以上、私なりの残業に対する考え方でした。
今回も最後までお読みくださりありがとうございました^^