みなさまこんにちは、トモヤです!
今回は、公務員の人気がなくなっている件について書きます。
この手の話は、定期的にニュースになりますよね。
私が学生だった頃は、リーマンショックの直後だったので、公務員人気が根強かったのですが、最近はそうでもないようです。
むしろ派手に人気が落ち込んでいます。
どのくらい人気が落ちているのか、また、不人気となってしまった理由について私なりの考えを書こうと思います。
ではまいりましょう!
Contents
公務員志望者数の推移
まずはファクトからチェックしてみましょう。
このデータをみてください。(人事院HPから引用)
<国家公務員(一般職)>
<地方公務員>
2010年以降、どちらのグラフも右肩下がりです。
この7~8年間で、志望者数がなんと30%もダウンしています。
もちろん、これは人口減少や少子化のせいではありません。(ここ数年の人口減少率はだいたいー0.2%くらいです)
単純に公務員を目指す若者が減っているのです。
公務員の人気がなくなっている理由(私なりの考え)
ではなぜ公務員の人気がなくなってきたのでしょうか。
私なりの意見をいくつか書いてみます。
理由その① 全体的に人手不足な市況
大きな理由がこれでしょう。
日本は人口減少・少子化に歯止めがきかなくなっているため、慢性的な人手不足に陥っています。
こちらのグラフをご覧ください。(厚労省HPより引用)
こちらは有効求人倍率の推移です。
ご存じのとおり、倍率が1を上回れば求職者の数よりも人を探している企業数が多く、下回れば求職者の数の方が多いことを示しています。
グラフをみると、2013年頃からは、有効求人倍率が1を上回っていて、その後ずっと1以上をキープしています。
つまり、圧倒的に労働者の売り手市場となっているのです。
この状況はつまり、仕事場を選ばなければ働き口はいくらでもあるということを表しています。
公務員の売りは何だったでしょうか?
そう、安定さですよね。
この売りて市場が続く限り、昔ほど安定さを求める必要はなくなったと言えるのではないでしょうか。
理由その② 公務員は給料が安い(夢がない)
2つ目の理由がこれです。
公務員ではない方からは怒られそうですが、公務員の給料は決して高くありません。
もちろん、安くもないのですが、高くもないのです。
公務員の給料は、民間の平均給与水準をマネて作られるので、当たり前なのですが。
好景気が続くと、民間の大手企業だと給料やボーナスの大幅アップがあったりしますよね。
しかし、公務員にその楽しみはありません。
公務員の給料は確かに安定はしています。
でも、若くして高給取りには絶対になれない職種です。
頑張れば一流企業への就職だって夢ではないこのご時世に、わざわざおもしろみのない公務員を選ぶ人が減るのは至極当然でしょう。
理由その③ 公務員が激務であることがばれつつある
3つ目の理由はこれですかね。
ネットニュースでもよく流れていますよね。
「霞ヶ関の残業時間が百時間を超えていた」とか、「過労死レベルを余裕でオーバー」とか。
このニュースは現実ですし、むしろ公務員の日常と化しています。
働き方改革だの生産性の向上だの言われている時代に、張本人である役員がこの有様なので笑えますよね。
もちろん、残業代はある程度つくのですが、体と時間を切り売りして得たお金でしかありません。
特にスキルが身に付くわけでもありませんし。
公務員でも途中で病んで辞めていく人は後をたちません。
そのくらいブラックな業界なのです。
これからの時代、公務員はおすすめしません
現役公務員の自分が言うのも何なんですが、これからの時代、公務員になることは全くおすすめしません。
給料安いし、忙しいし、ろくなスキルが身に付かないし、転職しづらくなるし、同じ職場で生涯働かないといけないし、、、
数え上げればきりがありませんが、自由な生き方こそが正義とされるこんな時代に、公務員を第一志望に据えるのはクレイジーとしか言いようがありません。
もちろん、お国のため、地域のために貢献したいという殊勝な気概をもつ若者のことを否定するつもりは全くありませんし、むしろそのような人がいなくなれば日本は終わりだと思っています。
しかし、自分の将来のことをろくに考えずになんとなく公務員を選ぶのだけはやめた方がいいです。
必ず後悔します。
一度公務員になると、辞めづらさ半端ないですからね。
サンクコストバイアスとでも言いましょうか。
公務員を辞めると、それまで公務員として積み上げてきたものが一瞬でなくなるはずです。
辞めた時に手の中に残るもの(スキル)などたかが知れています。
なので、公務員になるのであれば、一生公務員として勤め上げる覚悟をもってください。
なんだかえらそうなことを言ってすみませんでした。
今回は以上です!
ありがとうございました!