こんにちは、トモヤです!
ブログを開設して3週間経ちましたが、早速2週間ほど更新をサボってしまいました((+_+))
仕事が若干忙しくなってきたこともあるのですが、モチベーションが急低下してしまっていることが主要因でしょう。。
だった、1日の訪問者が0人or1人なんですもの(ノД`)・゜・。
しかもその1人がアメリカや中国からのアクセスだったりするので、さらに心が折られます。笑
ブログはアクセスが増えるまでに時間がかかるとは聞いていましたが、数字が増えるまでは辛い作業になりそうです(*_*)
でも、最初に表明したとおり、このブログは訪問者集めのために始めたわけではなく、自己成長のためなので、もう数字なんて気にしません!!(はいウソ)
気を取り直して書いていきます!
今回は、「ぶっちゃけ公務員続けてて何のスキルが得られるの??」って話をしようと思います。
私が副業に興味を持つきっかけとなった最初の疑問でもあるので、これまでの職歴をふまえて主観100%で書いていきます。
ではまいりましょう!
Contents
公務員ってどんな仕事するの?
まず、公務員はどんな仕事をしているのかについてざっくりとご説明します。
もちろん公務員といってもその職種は様々なので、全てを網羅的に説明することはできませんが、「一般的な公務員の仕事」については少し語ることができます。
というのも、私はこれまで8年間国家公務員として務めてきましたが、その間に、地方自治体への出向や本省(霞ヶ関)での仕事も経験しています。
ですので、公務員の仕事はだいたいわかっているつもりです。(警察官や消防士などの専門的な職種の仕事内容は別ですが)
これまで経験してきた公務員の仕事をザっと流しますので、フムフムとお読みいただければと思います。
公務員の仕事その① 窓口対応
役所の仕事としてまず最初に思い浮かぶのがこれですよね。窓口対応。
国家公務員は、市町村の窓口ほどお客さんが殺到するわけではありませんが、一応窓口を毎日開いています。
ただ、うちの職場は窓口専用の職員がいるわけではなく、お客さん(主に事業者)が来たらその来庁目的に応じて適任者が対応するといった感じです。
国家公務員と地方公務員の主な違いが、窓口にくるお客さんが事業者か住民かという点です。
ある町役場に出向していた時、住民の窓口対応を経験しましたが、本当にしんどかったですね。。
特に何を言ってるのかわからないおじいちゃんを相手にする時が辛かったです。
一方的に話を聞くだけで会話が成立しないことが多く、町役場の人たちはよくこんな仕事を毎日してるなぁと感心しました。
公務員の仕事その② 電話対応
次に電話対応です。
これは民間でもある仕事でしょうが、公務員は基本的に、どの部署にいても外部から電話が入る可能性があります。
国の機関や市町村のHPを見ていただければわかりますが、だいたい律義にすべての部署の電話番号を載せています。
日頃から電話の多い部署は、この電話対応だけで一日の半分以上の時間を割いていたりします。
もちろん、中にはクレーマーもいますので、時には1人のクレーマー対応だけで3時間くらいかかることだってあります。
公務員という立場上、クレーマー相手とはいえ無下にはできない点が辛いですね。
途中で電話終わらせても他の部署にかけてくるし。。
民間だとコールセンターの電話番号はだいたい一つなので、クレーマーもこんなことはできないはずですが、役所が電話番号を公表している弊害が実はこんなことにつながったりしてます。
公務員の仕事その③ 文書作成(許認可)
次に公務員の代表的な仕事である文書作成です。
みなさまの家にも役所から色んな通知がきますよね??
一般家庭向けの文書作成(納税通知など)は自治体や税務署がやっていますが、国家公務員の場合、事業者向けに許認可の通知をすることが多いです。
省庁ごとに所管する法律があって、その法律に基づいて事業の許認可をしてあげるわけですね。
この許認可業務は、公務員の大きな存在意義の一つだと思っています。
許認可通知は、だいたいテンプレが決まっているので、そこに事業者名や日付を入れて発送してあげる流れが一般的です。
部署によっては一日に100件くらい申請がきて、それを処理しないといけないので大変だったりします。
公務員の仕事その④ 施策立案
これは部署によりますが、役所でもいわゆる企画をすることがあります。
これを施策立案(せさくりつあん)といったりします。 たぶん役所用語です。
住民や事業者が抱えている「課題」を解決するための方法を職員が考えて、職場内、議会で合意がとれれば予算をとって施策を実行できます。
過疎地の役所だと、例えば空き家対策とか、移住促進とか、観光PRとかですかね。
限られた予算の中で役所に何ができるのかを考えて、時には民間の声を聞き、策を練ります。
役所は単年度予算主義なので、その年でやることを前の年に決めて、予算を議会に通して、実施に向けた準備を進めます。
私もいくつかの施策やイベントを企画したことがありますが、割と好きな業務です。
部署や上司によっては、自由は設計ができなかったりもしますが、自分が考えたアイデアを実行するのって、やっぱりやりがいがありますね。
公務員の仕事その⑤ 事業者、住民への説明
そして、対外的な説明についても大事な仕事の一つです。
役所は民間のために色んなことをしていますが、民間側は役所が思っているほど役所がやっていることをよく知りません。
ですので、役所から民間に対して積極的に情報発信をすることが大切なのです。
窓口対応や電話対応は、役所に関心を持っている方向けへの対応ですが、それ以外の大多数の層の人たちにも施策を届けなければ、その効果はかなり限定されてしまいます。
例えば、何かの補助金を役所が用意したとして、その情報を役所のHPで知りえた人は使うことができますが、知らない人はそもそも申請すらできません。
なるべく多くの方にこういった情報を届けるために、役所は説明会やチラシ配りをするのです。
説明会であれば、説明をするのは役所の職員なので、自分の職場がやっていることをよく勉強しておく必要がありますし、大勢の前で話す練習もしないといけません。
ちなみに私は人前で話すのがあまり得意ではないので、苦手な仕事の一つです。
公務員を続けることにより得られるスキル
以上、公務員の仕事をざっくりご紹介しましたが、これらの仕事を経験すると、どのようなスキルが得られるのかについて話していきます。
ここからは私の主観100%ですので、その前提で読み進めてください。
公務員が得られるスキルその① (かたくるしい文章の)作文力
一つ目のスキルが「作文力」です。
文書を作る機会の多い公務員では、いやでもこのスキルは身に付くと思います。
ここでいう文書作成とは、許認可証の作成ではなく、主に内部・外部向けの説明文作りです。
例えば施策の企画・立案をする時は、まず解決したい課題の分析から行います。
統計データやヒアリング結果を紙にまとめ、それから解決策やその効果などを言葉にして紙に書いていきます。
そうして出来上がった説明資料を用いて、内部のクリアをとっていくのです。
当然、紙に書いてあることがわかりにくければ、何度も上司に直されますし、推敲を繰り返して完成させていきます。
このような作業を繰り返すうちに、自然と作文力はあがってきます。
ただし、役所であるがゆえに、内部向けの資料であっても、その文字面は非常にかたくるしいです。
もっとわかりやすく箇条書きとかにして書けばいいのに、、、と思う書類も数多くみてきました。
これはある種公務員の病気なのではと思っているのですが、くだけた文章を書くと「失礼だ」「ふざけている」などと思ってしまう風潮がありますね。
個人的には、少々くだけていても、特に対外的な文書はわかりやすさを第一に考えるべきだと思うのですが。。
その他にも、決裁文書を作ったりもするので、Wordの扱いにはこなれている人が多い印象ですね。
公務員が得られるスキルその② (主に職場内での)説明力
次に思いつくのが説明力です。
といっても、これは公務員に限らず社会人として誰にでも求められるスキルだと思いますが、私が思うに、公務員として仕事をするうえでは特に求められる能力だと考えています。
誤解をおそれずにいうと、公務員は頭の固い人たちばかりなので、何かを説明する際に、必ずといっていいほど細かいところを詰められます。
「え? そこって大事??」と思うようなところを異様に気にする上司も多く、その質問に答えられないと前に進まなかったりします。
なので、できるだけ説得力をもった説明をするために、一つの物事を幅広い視点で考え、事前に調べるクセがつきます。
そうすることで、どんな質問にも答えられることができ、スムーズに仕事をまわせるといった具合です。
また、言わずもがなですが、対外的な説明の際にもこの説明力は求められます。
専門知識のない民間に対して制度をわかりやすく説明する能力は、公務員に求められる一番大事なスキルなのではないでしょうか。
公務員が得られるスキルその③ (決まった仕事をこなす)処理能力
次に身に付くのが処理能力です。
書類業務が主な仕事である公務員にとって、処理能力なしに仕事を定時で終わらすことは不可能です。
山のような書類を整理し、処理しないといけない部署もありますので、いかに効率的に処理を進めるかを考えないと始まりません。
書類の処理といってもやりかたは様々で、効率的にやろうと思えば、例えば課内で役割分担を明確にして、無駄のない作業手順を考えたりもしますが、中には完全に思考停止してしまい、過去からのやり方を全く変えようとしない人もいます。
若手職員がエクセル関数などを駆使して作ったデータ整理表を、「便利そうだけど関数わからないからやめて」と一蹴されてしまうことも日常茶飯事です。
また、役所はいまだに紙文化なので、うまく書類の整理ができないと、書類の紛失や送り間違いなどの重大なミスにつながるので、効率さと慎重さの両方を気をつけなければなりません。
行政サービスもどんどん電子化を進めようとしていますが、高齢者を相手にするサービスの電子化はほぼ不可能でしょう。
というか、職場内の窓際に座ってるおじさま方のITリテラシーも相当に低かったりするので、その人たちが上役として居座っている以上、職場内の効率化も進まない気がしています。
いずれにせよ、淡々と書類を処理するだけの経験量だけでいえば、公務員は他の職種と比べても多いはずです。
公務員をしていて得られるスキルは限定的(まとめ)
以上、公務員歴8年の私が考える、公務員として得られるスキルについて書いてみました。
「え??これだけしかスキルが身に付かないの??」
と思われるかもしれませんが、実際そうです。
もちろん、職種や部署によっては、専門的な知識や経験も得られますが、それらはあえて書いていないです。
あくまで一般的な公務員が共通して得られるスキルということで、主観100%で書かせていただきました。
ネガティブな見方をすると、公務員の仕事の大半が決まった仕事(法律などで手続きが定められている仕事)なので、淡々と処理をすることが多いです。
頭を使わなくても、手を動かすだけでできる仕事の方が圧倒的に多いのではないでしょうか?
ある意味、肉体労働と近いのかもしれないですね。
世間で揶揄されているように、公務員が民間では通用しないという説は本当だと思います。
だって、働いている時間の割に得られるスキル(の種類)が少なすぎますもん。
考える力を養う機会が少なすぎて嫌になります。
自分はこれからの時代、社会で一番求められるスキルは「問題解決能力」だと思っています。
これは公務員でも民間でも同じはずです。
目の前にある問題をめんどくさがって放置しがちな公務員に一番足りない能力ですね。
結局、同じような仕事を、前例を踏襲して同じような手順でこなすことが公務員にとって一番楽なのです。
考えて動くことをやめてしまえば、そこで成長は止まってしまいます。
ただこれは、公務員が悪いというより、仕事内容だったり、給与制度だったり、職場環境だったり、、、と、外部要因がそうさせている面が色濃いので、その仕組みを変えない限りどうすることもできないのですが。
そのあたりは別の記事でまた書こうと思います。
以上、なんだか雑多な内容となってしまいましたが、今回も最後までお読みくださりありがとうございました(≧▽≦)!