こんにちは、トモヤです!
今回の投稿は、皆様にとって有益な内容となるはずです。
なぜなら、実際に転職エージェントと話した実体験を書くからです。
公務員をされている方で、転職をしようと思われている方は多いと思いますが、転職エージェントと話された方は少ないのではないでしょうか?
私もその一人で、転職に興味はあるものの、リクナビやマイナビの会員登録までに留まり、エージェントと話したことはこれまでありませんでした。
今回エージェントと話すことにした理由は、半分は将来のため、半分は興味本位、です。
とても良い経験になりましたので、アラサー公務員の市場価値はどんなものだったのかお話します。
ではまいりましょう!
Contents
転職エージェントの話
早速ですが、転職エージェントから言われたことを簡潔にまとめます。
ちなみに、今回利用したエージェントサービスは、某超大手の転職会社のサービスです。
担当してくださったエージェントの方は、話の引き出しの数からしてきっと百戦錬磨の転職アドバイザーだったと思います。
エージェントとの面談は、電話で30分間でしたが、その短い間に身ぐるみはがされるほどの質問攻めに合いました。
人から自分についてこれほど聞かれたのは入社面接の時以来だなぁと懐かしい気分になりました。
百戦錬磨の転職エージェントから言われたことはこの3つです。
- 公務員から民間への転職は甘くない(大手はほぼムリ)
- 最初の転職では年収が確実に下がる
- 30歳を過ぎると一気に選択肢が減る
それぞれ説明しますね。
公務員から民間への転職は甘くない(大手はほぼムリ)
もうこれはわかっていたことですが、開口一番に忠告されました。
エージェントも公務員の転職志望者を何人も受け持ったことがあるとのことでしたが、その多くは途中で転職を諦め、公務員を続けることになったそうです。
公務員から民間への転職を希望する人は、何故かだいたい大手の会社に行きたがるそうです。
公務員は大手に行きたがるという話を聞いて、「なるほどな~」と思いました。
たぶん、今の年収を考えると、大手しか条件が合わないのでしょう。
スマートニュースやらによく出てくる「年収ランキング」をみて転職先を考えている公務員の姿が目に浮かびます。
しかし、大手会社が出す中途採用の求人のほとんどは専門職ですから、専門性の無い公務員とはマッチしないという訳です。
まぁ、当たり前ですね。
最初の転職では年収が確実に下がる
このこともわかってはいましたが、いざ紹介された求人情報をみてみると思ったよりもひどかったです。
面談を終えた後に、自分の条件に合った求人をエージェントが何社か紹介してくれるのですが、それらの求人の全てが今の年収を大きく下回っていました。
私はまだ30歳ですので、公務員の平均年収にはまだ追い付いていませんが、転職すると今よりももっと下がることになります。
しかも下落幅が100万円以上でした。
3年前のビットコインの大暴落を思い出しますね。
30歳を過ぎると一気に選択肢が減る
そして胸に刺さったのがこの言葉でした。
公務員から民間への転職を希望通りに成功させるのはだいたい20代後半らしいです。
民間側として、公務員をとる理由はただ一つ、「ポテンシャル」とのことです。
公務員になれた人は、だいたい学歴がそこそこ良くて、勉強もまぁまぁできて、幅広い仕事をそつなくこなせる人。と思われているそうです。
まぁ間違いではありませんよね。
20代なら、新卒じゃなくてもこのポテンシャルを持つ公務員を採用するメリットは民間側にまだあるということです。
しかし、30歳を超えてくると話が変わります。
ポテンシャルは依然として高いものの、公務員として10年近く働いていると、他の業界に転職した時に適応できるかが不安になります。
全くの未経験業界に入るとすると、慣れるのに数年はかかるでしょうから、そうするとあっという間に35歳です。
もう若手ではありません。
民間からすると、いくらポテンシャルがあるといっても、30歳を超えた公務員をとる際のリスクがでかすぎるということなのでしょう。
ちょうど30歳の私は、この話を聞いて少し悲しくなりました。
公務員が転職しやすい業種は?(エージェントの話)
エージェントから、公務員が転職しやすい業種についても教えてくれました。
世の中には3種類の仕事しかないそうです。
それは、「作る」「売る」「支える」の3つです。
この中で、公務員に限らず転職しやすい業種は「売る」仕事です。
つまり営業職ですね。
実力社会で離職率の高い営業職は、どの業界でもいつも人手不足です。
条件を選ばなければ、30を超えた公務員でも働ける場所はあるでしょう。
ただし、激務かつ、成果を出せなければ極貧生活が待っているでしょうが。
次に、公務員がなじみやすい業種が「支える」仕事です。
これは総務や経理を指します。
公務員の仕事なんて、だいたいが総務や経理に似た仕事なので、民間に行ってもなんだかやっていけそうですよね。
ただ、上でも書いたとおり、誰でもできそうな支える仕事は、求人が少ないです。
大手ならなおさらです。
最後に「作る」仕事ですが、これは公務員には向いてないです。
モノづくりをする技術者や、エンジニアのことを指しますが、公務員とは相性が悪すぎますよね。
これはあきらめましょう。
結論として、公務員が転職するならば、ワンチャンで大手の「支える」系の仕事を狙い(求人がないなら直に聞く)、ダメなら営業職に就く。ということかと思いました。
公務員でも資格を持ってるなら話は別
エージェントとの面談は、全体を通して公務員の転職は厳しいと諭されるようなムードでしたが、面談の終盤で私のもってる宅建士の資格に話が及び、状況は一転しました。
宅建士を持ってるなら、大手不動産会社でも狙える可能性があるとのことでした。
ただし、大手といってもやはり営業職でしたが。
でも、わけのわからない業種の営業をやるよりは、専門知識があるのでやりやすそうです。
ちなみに、大手不動産会社では、宅建士資格を持っていることを入社条件にしている所もあったり、資格を持っているだけで月給にプラス2~3万円上乗せしてくれる所もあったりするそうです。
もともと不動産投資をするために取得したこの資格でしたが、思わぬ形で役に立ちそうです。
いざという時の転職先があるってだけで、精神的に全然違います。
あと、実は英語力にも少しだけ自信があったのですが(TOEIC760)、日常会話レベルだと大して強みにはならないそうです。
そりゃそうですよね。。。
結論:30歳現役国家公務員の市場価値はウンコ
いかがでしたでしょうか。
私自身、初めての転職エージェントとの面談だったこともあり、準備不足感が否めませんでしたが、それでも色んな話を聞けて本当に良い経験になりました。
転職エージェントは、概ね3ヶ月以内に転職をする方向けのサービスなので、本来ならば、私のような中途半端な気持ちの人は利用をすべきではないのですが、それでも話をしてみないと前に進めそうもなかったので、思い切って面談をさせていただきました。
エージェントには、最初に私の考え(転職希望時期など)をお伝えしておきましたので、そのあたりも理解していただき、今後必要があればまた利用してくださいとのことで、とっても優しく対応してくださいました。(感謝!!)
話してみて、私の中では「30歳国家公務員の市場価値はほぼゼロ」という結論が出ましたので、市場価値を高めるべくこれから何をすべきか考えようと思います。
以上、転職活動についての記事は最初で最後になるかもしれませんが、また進捗があればお知らせします!
ではでは(^^)/