こんにちは、トモヤです!
今回は実用的な話です。
毎回実用的な記事を投稿しているつもりですが、今回は本当に知っておくべき内容です。
題して、「公務員が副業で稼いだお金の税金はどうやって納めるの?」というテーマでお送りしてまいります。
少し難しい内容となりますので、副業の種類ごとに分けて記事をかいていこうと思っています。
今回は第一回目として、FXで稼いだ場合の確定申告方法について説明します。
FXの確定申告方法について解説してある記事はたくさんありますが、ここでは超絶シンプルに、ポイントのみお伝えしていきます。
また、記事の最後の方で、FXで納税していることが職場にバレる可能性についても書きます。
ではまいりましょう!
Contents
FXで確定申告が必要となるケース
まず、FXで稼いだ利益のうち、その年の確定申告の対象となる金額は「1月始めから12月末までに ”決済した” 売買益 及び スワップ金利」が対象となります。
そして、このFXで得た1年間での利益の合計額が20万円を超えると、確定申告が必要になります。
まずはここを押さえておきましょう。
FXで得た利益は、「先物取引に係る雑所得」として、20.315%の税金がかかります。
年間100万円の利益をあげれば、そのうちの約20万円が税金としてもっていかれることになります。
税率の内訳
- 所得税 15%
- 復興特別所得税 0.315%
- 住民税 5%
ちなみに復興特別所得税は東日本大震災からの復興の財源確保のための税金で2037年まで同税が適用されます。
この税率については、公務員であろうが一般人であろうが皆同じです。
確定申告はいつするの?
次に確定申告の時期についてみていきましょう。
確定申告は、毎年2月半ば~3月半ばに行います。
日程は毎年微妙に違いますが、だいたい12月頃に国税庁が発表します。
確定申告の日程が決まると、FX会社から案内メールがあると思いますので必ずチェックしましょう。
ちなみに2019年分の確定申告の期間は 2020年2月17日から3月16日まででしたが、コロナの影響で4月16日まで延長となりました。
確定申告方法
確定申告の方法は3つあります。
それぞれの簡単にみていきましょう。
1. e-Tax(電子申請)を利用
国税局の電子申請システム 「e-Tax」 を利用した申請です。
- Web上で申請できる手軽さはあるものの、以下の条件を満たしておく必要があります。
- ICカードリーダーが必要
- マイナンバーカードを取得しておくこと ※通知カードではNG
上記の条件を満たしていない方は以下の2つから選択します。
2. 税務署に持参して申請
最寄りの税務署に申請書一式を持って行く方法です。
スタンダードな方法ですが、記載内容・資料の不備を指摘してくれるため、私もそうしています。
訪問する手間はかかりますが、初めての確定申告の方には 色々教えてくれるのでオススメです。
ただ地域によって違うものの、確定申告の期限が近づくと ”ものすごく混雑”しますので、日程に余裕をもって訪問してください。
3. 必要書類一式を郵送
確定申告は郵送も可能です。 訪問の手間が省けますので,、慣れている方はこちらが良いかと思います。
ただし、一つでも書類に不備・不足があると送り返されます。
また 確定申告書は税務上の「信書」に当たるため, 「郵便物」又は「信書便物」として送る必要があります。
郵送する際に 「確定申告書 (信書) を郵送したい」 と郵便局に相談してください。
FXで損した時も確定申告をした方が良い?
FXで年間20万円以上の利益をあげたら確定申告が必要と説明してきましたが、実はFXで損をした時にも確定申告をすることができます。
それは、FXでは「損益通算」を行うことが可能だからです。
損益通算とは、一定期間内に得られた利益から損失を差し引くことで、納めるべき税金を抑えることができます。
言葉ではわかりにくいので、以下の図をご覧ください。

みんなのFXから引用
年間のFX収支がマイナスとなった場合、翌年以降3年間にわたって損失の繰越控除を行うことが可能となります。
損失の繰越控除とは、前年の損失を翌年以降の損益から差し引いて税額を計算することです。
翌年の損益から差し引いてもまだマイナスが残れば、さらに翌々年に繰り越せるようになっています。
ただし、繰越控除の適用を受けるためには、損失が発生した年に確定申告を行っておくことが大前提です。
その後についても、継続的に確定申告が必要となります。
損失額を税務署に申告するのはなんだか恥ずかしいのと、これまでは損失額がたいしたことなかったので、私は繰越控除をしたことがありませんが、損失額が数十万円以上になっている場合は是非しておきましょう。
公務員がFXで確定申告したら職場にばれる?
最後に、皆さまが一番気にされているであろう「職場にばれる」リスクについて説明します。
結論から言うと、「職場にバレる可能性はゼロではないものの、バレても問題ありません」。
FXで儲けていることが職場にバレるケースとは、唯一、給与担当に住民税の変化に気付かれた場合のみです。
ただ、この住民税については、自分で納めることができます。
確定申告の際に、住民税を自分で納める欄にチェックを入れるだけです。
これを「普通徴収」と呼びます。
普通徴収と特別徴収の二種類あり、特別徴収とは、職場の給料から天引きをすることです。
つまり、特別徴収を選んでしまうと、給料から天引きされる住民税が多くなってしまいます。
そこで気づかれるということです。
先ほどバレても大丈夫と言いましたが、その理由は「FXが公務員にとって合法な副業」だからです。
勤務時間外にFXで稼ぐこと自体は、法に触れておらず何ら問題ありません。
が、職場から変な目で見られる可能性はありますので、念のため普通徴収を選んでおきましょう。
以上、参考になれば幸いです!
また近いうちに株式や不動産の確定申告方法についても書きますね。
最後までお読みくださりありがとうございました^^