こんにちは、トモヤです!
今回は、FXトレードルールについての記事です。
FXで良いトレード成績を残すためには、トレードルールが不可欠です。
それは、FXで長期的に勝つためには、期待値を積み重ねる必要があるからです。
期待値を積み重ねるためには、勝率の高いエントリーポイントを見つけ出して、資金管理を行いながら、リスクとリターンのバランスをとってトレードをしなければいけません。
トレードの都度、自身の感覚だけでエントリーをしていると、勝率の低い所で入ってしまったり、レバレッジをかけすぎたりしてしまいます。
これを防ぐためにはトレードルールが必須なのです。
今回は、私が今使っているトレードルールを暴露します。
私はトレード歴が約10年になりますが、トレードルールはこれまで数十回見直してきました。
試行錯誤を繰り返して、今の形になっています。
トレードルールは、FXトレーダーの命といっても過言ではありません。
トレードルール=トレード成績だからです。
私は今の自分のルールが完璧だとは全く思っていません。
だからこそ、今持っている全てを公開して、皆様から意見をもらいたいです。
ではまいりましょう!
Contents
10年かけて作り上げたトレードルール
早速ですが、私が10年かけてたどり着いたルールを説明します。
最初にいっておきますが、私のトレードルールはかなりシンプルです。
正確にいうと、試行錯誤のうえシンプルなトレードルールに落ち着きました。
ルールが複雑すぎると、ルールを破ってトレードしてしまうことが多くなったり、相場が荒れた時に柔軟に対応できなかったりしたため、なるべく単純なものにしようと思い至りました。
トレードの基本スタンス
まずは基本スタンスからです。
相場を見る視点、あるいはトレードに対する基本的な姿勢とでもいいましょうか。
これを決めておくことは非常に大切です。
私がトレードをする前に意識していることはこの3つです。
トレードの基本スタンス
- トレンドには絶対に逆らわない
- 天底をとろうとしない
- ポジポジしない
トレンドには絶対に逆らわない
基本スタンスの一つ目は、「トレンドには絶対に逆らわない」ことです。
このことに重点を置けたのは、逆張りで何百回も損切りをくらってからでした。
一度発生したトレンドは、いつまで続くか誰にもわかりません。
にも関わらず、初心者トレーダーはトレンドに逆らって逆張りをしてしまいます。
「もうこれ以上上がらないだろう」
「さすがにここが底だろう」
という、極めて勝手な思い込みによる根拠で逆張りをすると、大概負けます。
トレンド相場では、逆張りよりも、順張りの方が単純に勝率が高いのです。
いくら上げすぎな相場に見えたとしても、ダウ理論的にトレンドが継続していれば、急落よりも高値更新する確率の方が高いということです。
天底をとろうとしない
トレードには、「頭と尻尾はくれてやれ」という格言があります。
これは、「欲張りすぎるな」という意味ですが、私はこの格言を常に意識するようにしています。
昔は、頭から尻尾まで取りきるのが上手いトレードだと思い込んでいました。
しかし、天底をとれる場面など、10回に1回もありません。
だいたいの場合、その前に反転したり、建値まで戻してきてしまったりして、利確の機会を逃すのです。
もちろん、利確しなければもっと伸びることだってあります。
要するに、天底をとるようなトレードをしていると、トレード成績がとっても不安定になるのです。
なので、エントリーをする前に利確ポイントを決めておき、そこに到達するとあっさりと利確します。
その後どう値動きしようが知ったことではありません。
狙ったポイントで利確できた時点でそのトレードは「成功」なのです。
ポジポジしない
このスタンスを作り上げるまでに何年費やしたことか。。
「ポジポジ」とは、トレードルールに当てはまらない局面で無意味なトレードを繰り返してしまうことを指します。
このポジポジこそが、初心者トレーダーを退場に追い込む大きな原因なのです。
ルールに乗っ取らずにエントリーしてしまうと、そのトレードで勝っても負けても意味はありません。
再現性が無いからです。
たまたま勝った、たまたま負けたを繰り返していては、トレーダーとして一生成功することはありません。
ポジポジ病は、中毒性のある厄介な病気です。
一度かかると、完治するまでに相当の時間と精神トレーニングが求められます。
私は今もこのポジポジ病は完治していないと思っていますが、いずれ取り払いたいと強く思っています。
具体的なトレードルール
さて、トレードルールの中身に移りましょう。
上で説明したトレードに対する考え方がとっても大事なので、そのマインドセットをしたうえで以下の行程を踏みます。
①環境認識
まずはエントリーをする前に必ず行うルーティーン、それが「環境認識」です。
環境認識とは、今の相場が「トレンドなのか、レンジなのか」を客観的に把握することです。
環境認識は、複数の時間足で行います。
大きい足から、月足→週足→日足→4時間足→1時間足→15分足・・ といった具合です。
私はデイトレードを主にする短期トレーダーですが、この環境認識は欠かせません。
たとえ5分足でトレードをするとしても、月足から確認します。
短期トレードなら月足など一見無関係に思われますが、大間違いです。
なぜなら、チャートというものはフラクタル構造だからです。
フラクタル構造とは、いくつもの波が折り重なっていることを指すのですが、簡単にいうと、「見る時間足によって真逆のトレンドを形成してることがよくある」ということです。
月足では明らかな上昇トレンドでも、1時間足ではダブルトップを形成しているなんてことは日常茶飯事です。
大きい足を先に確認しておくことで、その後のリスク管理、資金管理の精度がまるで違ってきます。
資金管理については後で説明します。
②プライスアクション
次に意識するのが「プライスアクション」です。
プライスアクションとカッコよくいってますが、要は「値動きをよく見る」ということです。
特にエントリー直前のプライスアクションは、エントリータイミングを計るうえでとても大事です。
私の場合、5分足か1分足のプライスアクションをみながらエントリーすることが多いです。
1分足を眺めていると、トレーダー達の心理状態がみてとれます。
強気、楽観、弱気、悲観、といったトレーダーの感情こそが、値動きを作り出し、チャートを形成しているのです。
例えば、ロングでのエントリーポイントを探している時に、1時間足では絶好のエントリーポイントが出てきたとしても、5分足で上が固そうな動きをしていたらしばらく様子を見ます。
繰り返しですが、相場はフラクタル構造です。
どの時間足が主戦場なのか、天下分け目の戦いが起こっているのかを見極めないといけません。
そのために、複数の時間足を確認するのです。
③資金管理
3つ目のルールが「資金管理」です。
私が最も苦手なルールでもあり、トレーダーが一番守らないといけないルールでもあります。
このルールを破るようなトレーダーは、遅かれ早かれ破滅します。 必ず。
私は海外FXを使って、ハイレバレッジな取引をしていますので、今の資金管理方法は正直甘いです。
まとまった資金でトレードができるようになるまでは、「証拠金維持率1000%を切らないこと」というルールを自らに課しています。
数百万円の証拠金でトレードするとなると、そのルールではリスクがでかすぎるので、維持率5000%とか、もっと高くすると思います。
一回の負けトレードでの損失を、証拠金の1%以内に抑えることが理想ともいわれていますが、少額からのトレードであれば多少のリスクはとれます。
ゼロカットされてもまた少額からスタートすればいいのですから。
この資金管理方法については、まだまだ考える必要があると思っていますので、色んな方法をこれから試してみようと思います。
FXトレードに聖杯(必勝法)はありません
いかがでしたでしょうか。
今回は、私が普段トレードをしている最中に考えていることをまとめてみました。
細かいルールを言い出すともっと長くなってしまうので、今回はこのくらいにしておきます。
FXトレードに必勝法は存在しません。
私もかつては必勝法を見つけるべく、あらゆる本を読み漁り、チャートにテクニカル分析用のラインを引きまくっていました。
そうやってわけのわからないラインを用いて、複雑なルールでトレードをしていましたが、ある時、トレードに聖杯など存在しないことに気が付きました。
聖杯があるとするならば、たぶん皆がその聖杯を使い始め、聖杯が聖杯でなくなるからです。
言ってる意味わかりますでしょうか。笑
今やトレードはAIが行い、かつて存在したウォール街のディーラーたちは姿を消したと聞きます。
機械的なトレードにおいて、人間がAIに勝てるわけがありません。
AIは過去のチャートを全て分析し尽くしていて、勝率の高い方に、完璧なリスク管理をしながらエントリーし続けられるのですから。
強いて言えば、AIこそが聖杯に近いのかもしれません。
ただ私は、AIの市場参加者に占める割合が高くなるほど、AIは機能しなくなるのでは?と考えています。
理屈は先ほどのとおり、聖杯を使う人が多くなれば、聖杯は聖杯でなくなるだろうから。です。
私はAIに勝とうなんて考えていません。
ただ、戦う回数を減らして、勝てるところだけ勝とうとは思っています。
人間が今後市場で生き残るためには、そのスタンスくらいが丁度いいはずです。
その勝てる相場を見極めるために、これからも相場観を養っていこうと思います!
以上、最後までお読みくださりありがとうございました^^